AGA治療薬|服用時の注意点
「抜け毛を止めたい」
「地肌が見えてボリュームが減った」
「そろそろAGA治療薬を飲んでみようかな」
などAGA治療薬を飲もうと考えている人へ、知っておいて欲しいことがあります。
AGA治療薬を飲むときに、気をつけるべきことがあるんです。
・一緒に飲んでしまうと危険な薬
・薬を飲む前に薬剤師や医師に相談が必要な人
・AGA治療薬を飲めない人
など誰でも飲めるわけではなく、薬を使う前に確認するべきことがあるんです。
今回はAGA治療薬の服用する時の注意点についてお話します。
プロペシア|服用時の注意点
プロペシアには併用禁忌薬はありません。
しかし投薬中の人や、これから何らかの治療で薬を服用する人予定がある人は医師に相談する必要があります。
・硝酸薬(ニトログリセリン)
主に抗ウイルス剤や狭心症、心筋梗塞などに使用される
・内服タイプの抗真菌薬(ミコナゾール)など
上記の薬を服用中の人は、かかりつけ医に相談しましょう。
女性はプロペシアを服用できません
プロペシアの作用は女性に適応していません。
また、妊娠中や授乳中の女性は注意が必要。
有効成分・フィナステリドは、男性生殖器の成長を妨げる可能性があるんです。
フィナステリドの成分は、皮膚から吸収されてしまいます。
触れただけで体内へ吸収されてしまうので、錠剤をカットする際も細心の注意を払いましょう。
女性が触れないように、管理を徹底しましょう。
プロペシアを服用中は、献血をしないでください。
妊娠中や授乳中の女性へ輸血されることを防ぐためです。
服用を停止後、1ヵ月以上経過すると献血が可能になります。
ザガーロ|服用時の注意点
ザガーロにも併用禁忌薬はありません。
しかし、併用注意薬があるため注意が必要です。
・CYP3A4阻害薬
有効成分・デュタステリドは、肝臓によって代謝されます。
CYP3A4阻害薬と一緒に併用すると、血中濃度が上昇。
薬の代謝が遅れてしまい、副作用が強く出やすくなってしまいます。
また、肝機能障害のある人は肝臓に過度な負担をかけてしまう可能性があります。
症状が悪化する危険性があるため、ザガーロの服用はできません。
女性はザガーロを服用できません。
理由はプロペシア同様、男性生殖器の形成を妨げてしまうため。
また経皮吸収されてしまうため、妊娠中・授乳中・小児はザガーロに触れないようにしましょう。
もしも薬剤に触れてしまった場合は、すぐに石鹸と水で洗いましょう。
ザガーロの服用期間中は、献血はしないでください。
有効成分が妊娠中・授乳中の女性に輸血されることを防ぐためです。
薬の成分の半減期が遅いため、休薬から6ヵ月以上は献血を避けてください。
ミノキシジル(内服薬)|服用時の注意点
・ED治療薬
・降圧剤
ミノキシジルは、血管拡張作用によって血圧を下げる働きがあります。
降圧剤やED治療薬を併用すると、めまい・頭痛・動悸などの副作用が現れる可能性があります。
・イミグラン(偏頭痛薬)
・イブプロフェン(消炎鎮痛剤)
ほかにも投薬中のお薬がある方は、ミノキシジルを使用する前にかかりつけ医に相談しましょう。
ミノキシジルの副作用には、動悸や呼吸困難などの症状が報告されています。
血管拡張作用によって、血流が増えることで心臓に負担がかかります。
その分酸素量も不足してしまい、結果的に呼吸の数が増えて呼吸困難になる可能性が空いります。
心臓や肺に疾患がある人は、ミノキシジルを使用すると体調が悪くなる可能性があるため使用する際は注意しましょう。
晩酌の習慣がある人は、朝に飲むようにする
毎日お酒を飲む習慣がある人は、朝でミノキシジルを飲むようにしましょう。
なぜかというと、アルコールには血管拡張作用がありますよね。
ミノキシジルも似たような効果を持っているため、相互作用で血圧が下がりやすくなる可能性があります。
お酒の量が少量であればリスクは低くなりますが、ミノキシジルとの併用は避けましょう。
ミノキシジルの服用タイミングは決められていないため、晩酌が好きな人はミノキシジルを朝飲むようにして、お酒と一緒に飲まないようにしましょう。
ミノキシジル(外用薬)服用時の注意点
外用薬のミノキシジルには併用禁忌薬はありません。
しかし注意が必要な人がいるため、使用前に確認しましょう。
・未成年者
・妊娠中や授乳中の女性
・AGA以外の脱毛症
・肌が弱い
・頭皮に傷がある
ミノキシジルの含有量が1~2%の場合、女性でも使用できます。
しかし3%以上成分が配合されている場合は、作用が強くなるため女性は使用できません。
また外用薬は皮膚に直接薬剤を塗布するため、肌が弱い人や頭皮に傷がある人は使用を避けましょう。
今回はAGA治療薬の服用時の注意点について紹介しました。
普段から飲んでいる薬がある人、持病を持っている人、女性は注意が必要です。
AGA治療を検討中の方は是非、確認してみてください。