AGA治療薬は妊活中でも使用可能?

妊婦
「AGA治療薬を飲んでいる時に、妊活をしても大丈夫なのか」
「不妊で悩んでいるけど、AGA治療薬が影響することもあるのか」
などと考えたことはありませんか?

妊活や不妊治療をしている夫婦の中には、AGA治療を行なっている男性もいるでしょう。
AGA治療薬を服用したからと言って、妊娠に大きく影響することは無いとされています。
しかし、AGA治療薬も医薬品であり副作用があるんです。
妊娠中や授乳中の女性は、AGA治療薬に触れてはいけないという注意点も。

今回は、AGA治療薬を服用中の妊活や不妊治療についてお話しします。

プロペシアやザガーロの影響

守りのAGA治療薬と言われているプロペシアとザガーロ。
男性が服用していても、子作りに影響を及ぼすことはないとされています。
しかし、副作用によって性機能が低下する可能性があります。

【副作用】

薬名 副作用
プロペシア ・性欲減退

・勃起不全

・精液量の減少

ザガーロ ・勃起不全

・性欲減退

・射精障害

ザガーロやプロペシアは、AGAの原因となるDHTの生成を抑える5αリダクターゼを阻害する作用があります。
DHTは男性ホルモンの一種であり、性欲亢進・勃起・男性生殖器の発達にも影響しています。
そのためザガーロやプロペシアの副作用として、勃起不全や性欲減退、射精障害が起きてしまうのです。

妊活中や不妊で悩んでいる男性にとって、性欲の減退・勃起不全・射精障害などは大きな障害になりかねません。
しかし、発生頻度はごくわずか。
プロペシアやザガーロを飲んだ人は、必ず男性機能が低下するというわけではないのです。

【プロペシアの副作用発生頻度】

症状 発生頻度
性欲減退 1~5%
勃起不全(ED) 0.7%
精液量の減少 0.4%

【ザガーロの副作用発生頻度】

症状 発生頻度
性欲減退 4.8%
勃起不全(ED) 3.2%
精液量の減少 4.3%

男性機能へ関する副作用の発生頻度は5%以下にとどまっています。
あまり気にすることはありませんが、副作用の出方には個人差があります。
勃起不全の症状が気になる方は、ED治療薬との併用も可能です。
気になる方は、かかりつけ医や医療機関に相談するといいでしょう。

薬の成分は精子に移行する?!

AGA治療薬を飲んでいる時期にパートナーが妊娠した場合、気になるのは薬の成分が胎児や妊娠中の女性に影響するのかですよね。

プロペシアとザガーロの成分は精液へほとんど移行しないと言われています。
しかし可能性は低いと言えど、ゼロではありません。
気になる場合は、AGA治療薬を休薬することも考えましょう。

プロペシアの成分は約1ヶ月で体内から消失します。
妊活をする1ヵ月前から、休薬しましょう。

ザガーロの成分は、約半年で体内から消失するため妊活の半年前から休薬するといいでしょう。

ミノキシジルの影響

攻めのAGA治療薬であるミノキシジル。
頭皮の血管を拡げて血行を促進、毛包へ栄養がいきわたるようにサポートする薬です。
男性ホルモンへの影響はないため、守りのAGA治療薬のような勃起不全・性欲減退・射精障害などの男性機能への影響はありません。

しかし、普段からED治療薬を服用している人は注意が必要です。
ED治療薬は、血管を拡張し血行を促進します。
ミノキシジルとの相互作用で、血圧が低下する可能性があります。
併用は禁止されているため、注意が必要です。

妊娠中・授乳中の女性への影響

乳幼児
プロペシアやザガーロは、経皮吸収の危険性があります。
経皮吸収とは、薬に触れただけで成分が体内へ吸収されてしまうことです。

もしも妊娠中や授乳中の女性がプロペシアやザガーロに触れてしまった場合、皮膚から成分を吸収してしまう可能性があります。
女性への直接的な影響はないと言われていますが、胎児への影響が危惧されています。
その理由は男性機能の成長を妨げる危険性です。

AGA治療薬を服用しているは、妊娠中や授乳中の女性が薬に触れないようにしっかりと管理をしなくてはなりません。

プロペシアやザガーロの保管は、男性が行なうようにしましょう。

妊活中にAGA治療薬を服用する場合は、注意が必要!

妊活中や不妊治療中に男性がAGA治療薬を服用しても大丈夫です。
しかし薬の取り扱いや、副作用に注意が必要。

【注意点】
・AGA治療薬は女性が触れない場所に保管する
・薬を飲んで勃起不全の症状が出た場合は、ED治療薬を併用しても構わない
・ミノキシジルとED治療薬は併用しない
・AGA治療薬の成分を身体から抜いて、妊活をしたい場合
フィナステリドは、休薬後1ヵ月。
デュタステリドは休薬して6ヵ月後から、妊活を始める。

今回はAGA治療薬と妊活・不妊治療について紹介しました。
少しでも心配なことや不安なことがある場合は、かかりつけのお医者さんに相談しましょう。